

熊野筆は昭和50年(1975年)に、毛筆業界としては
全国で初めて、通商産業大臣(現在の経済産業大臣)により
『伝統的工芸品』の指定を受けました。
それによると、経済産業大臣指定伝統的工芸品熊野筆は、
下記の規定により製造された筆とされています。

伝統的工芸品の名称
- 熊野筆
伝統的な技術又は技法
- 火のし・毛もみには、もみがらの灰を用いること。
- 寸切りには、『寸木』及びはさみを用いること。
- 混毛は、『練りまぜ』によること。
- 糸締めには、麻糸を使用すること。
伝統的に使用されてきた原材料
- 穂首は、ヤギ、ウマ、シカ、タヌキ、イタチ若しくはネコの毛又は
これらと同等の材質を有する獣毛とすること。 - 軸の素材は、竹又は木とすること。
製造される地域
- 広島県安芸郡熊野町
